柿渋に含まれるタンニンとトリクサロンで加齢臭スッキリ
柿渋の効果的な成分として有名なのが「柿タンニン」ですが、柿渋石鹸の中には加齢臭のニオイ成分であるノネナールを撃退するための成分が入っているんです。
それは「トリクサロン」というんですが、これが石鹸に含まれている抗菌作用をもつ成分のことで、皮脂汚れをスッキリと落としてくれるんですね。
とはいっても、トリクサロンという成分は人工的に作られたものなので洗浄力が強すぎることがあるんです。
そこで、柿渋を含んだ石鹸にすることで、柿タンニンによる皮膚の保護作用を付加することができるんですね。
ただし、柿タンニンと言っても天然の渋柿から抽出された成分でないと肌への効果が薄いと言われています。
そのため、安物の柿渋成分が入っているのかどうかも分からないものよりも、しっかりと柿渋成分が含まれているものを使うことをオススメします。
トリクロサンは身体にいいのか
ただ、抗菌作用をもつトリクロサンですが、実はアメリカのフロリダ州では身体によくないと言われているんです。
人工的に作られた成分は身体に有害な効果をもたらすために、危険視されているんですね。
日本では、普通に石鹸に含まれていて、CMでもお馴染みのキレイキレイにも含まれています。
柿渋石鹸がなぜ加齢臭を消してくれるのかと言うと、柿タンニンの消臭効果が一番なんですが、それだけではすぐにまた加齢臭が発生してしまいます。
皮膚というのは弱酸性に保たれていて、皮脂が分泌することで弱酸性の状態を保っているので、石鹸で洗った後もすぐに皮脂が皮膚を保護してくれます。
だから、ノネナールを発生させるもととなる皮脂というのは常に皮膚に存在していると言えますね。
でも、皮脂だけではニオイ成分であるノネナールを発生させることはないです。
皮脂が酸化して、細菌によって分解されることがノネナール発生の成り立ちでしたよね。
そこで、ノネナール発生を防ぐためにも、トリクロサンによって細菌を除去する必要があります。
だから石鹸によって清潔に保つことが加齢臭撃退に効果的な理由なんですね。
とはいえ、石鹸を使って洗いすぎるのも皮膚にとってよくないので、内側から対策するという意味でサプリメントの利用をオススメします。